安心のディーラー車検?

 

新車を買ってから3年後の車検を、購入ディーラーに出す人が多数派を占めるでしょう。

 

私もずっと多数派の一人でした。

 

 

 

ディーラーというのは自動車販売会社のことで、その多くは地元有力企業が経営しています。

 

○○トヨタ自動車、○○トヨペット、トヨタ○○カローラ、ネッツトヨタ○○・・・

 

日産プリンス○○販売、○○日産自動車・・・

 

Honda Cars ○○、○○三菱自動車販売、○○マツダ販売、○○スバル・・・

 

スズキ自販○○、○○ダイハツ販売・・・

 

 

 

特定の自動車メーカーを専門に扱っているので、”慣れている”メリットは大です。

 

担当の営業マンが車検前には連絡をくれて、引き取るときに代車を持ってきてくれます。

 

2、3日もすれば車検の終わった愛車を、また持ってきてくれます。

 

 

 

あとは、支払いをするだけで済みますから、手間はほとんどかかりません。

 

メーカー系列の販売店ですから、”安心感”の面でもアドバンテージがあります。

 

お金があって、細々と考えることが嫌いなら、”ディーラー車検”に出すのが正解です。

 

特に輸入車(外車)の場合は、部品の調達や取り扱い慣れの問題もあるので、正規ディーラー、取り扱い店に頼むのが無難な選択でしょう。

 

 

 

 

ディーラー車検に出しておけば、”失敗の確率”は低くなります。

 

しかし、いいことだけではありません。

 

どうしても車検の費用、料金が高くなりがちです。

 

 

 

 

ディーラーで車検を通す際には、消耗部品や保安部品などを一定基準に基づいて交換することがあります。

 

メーカーとしては安全を担保したいので、早めの部品交換を望みます。

 

使用する部品はメーカーの純正品ですから、割高になります。

 

また、部品そのものがアッセンブリーされているので部品価格に反映されています。

 

アッセンブリー(assembly)というのは、いくつかの単体部品を組み合わせることで、品質を確保し、効率性を高めるためにメーカーがよく実施している方法です。

 

本当は数百円程度の部品を交換すれば機能が回復するような故障でも、ユニット部品ごと交換するのです。

 

数百円程度の部品では経費を賄えませんし、手間と故障の再発リスクを考えれば当然のやり方なのです。

 

 

 

ディーラー車検の内容を理解して、判断されるといいでしょう。

 

車検をすべて任せるなら、ディーラー車検を選択することをおすすめします。

 

コストを下げたいと考えるなら、他の選択肢も検討してみましょう。

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車検費用はブラックBOXの中

 

 

ブラックBOXをせめてグレーBOXに

 

 

「豊川さま、来月21日が車検満了日になっております。車検の手配を取らせていただいてよろしいでしょうか」

 

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「もう3年になるの、早いね。で車検いくらくらいかかりそう?」

 

「1回目の車検ですので、それほどかからないと思います。だいたい15万円程度かと」

 

「・・15万円か。だいたいの内訳教えてくれる?」

 

「えっ!内訳ですか・・・」

 

「女房にも話さないといけないから」

 

 

 

 

「はっ、はい。わかりました。車検の費用は大きく3つに分けられます」

 

「なるほど」

 

「法定費用、車検費用、追加の整備費用です」

 

「追加の整備費用ってなんなの?」

 

「お車の使用状況によって消耗品や損傷のあるパーツを点検し、交換する費用でございます」

 

「うちのクルマはあまり乗ってないけど、何か交換するの?」

 

「あっ、はい。他のお客さまに比べると少ないですが、エンジンオイル、エレメント、エアークリーナー、ワイパーブレード、クーラント、ブレーキシューなどを交換させていただくつもりですが・・」

 

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「そんなの交換しなくてもいいよ。見積りからはぶいて。で、いくら安くなる?」

 

「えー、合わせて33,950円です、ハイ」

 

「ずいぶん高いんだねー」

 

「すみません、メーカー純正品を使いますし、交換の工賃も含まれていますので」

 

 

 

 

 

 

「とりあえずわかった。次に車検費用の中身を説明して」

 

「はい、まず車検を受ける前に法定の24ケ月定期点検を行います。その後、実際の車検に移ります。この点検と車検、それに関する手続きの手数料などが車検費用となります」

 

「そうなんだ。車検費用と、ホウテイ費用はそれぞれいくらなの?」

 

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「車検費用は当社規程により、50,000円でご案内しています。法定費用の方は66,050円でございます」

 

「点検、車検、手続きで50,000円。なんか納得できないなぁ」

 

「費用の中にはお車の引き取りや代車、洗車などのサービスも含まれていますので・・」

 

「よくわかんないなぁ。全部で100,000円くらいになんないの?」

 

 

「それはいくらなんでも・・」

 

「じゃあ、どこまで歩み寄ってくれるの?」

 

「それでは、車検費用から1割値引きさせていただきますので」

 

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「45,000円?・・端数がでるから、コミコミで110,000円で手を打とうよ」

 

「・・・わかりました」

 

「悪いね、次のクルマもあなたから買うからさ、元気だしてよ。ついでにホウテイ費用も教えもらえる?」

 

「かしこまりました。法定費用の内訳は明確です。まず自動車重量税が40,000円になります」

 

「重量税が40,000円?」

 

「はい、豊川さまのお車は車両重量が1.5tを超え、2.0t未満ですのでこれから2年分の車両重量税が40,000円になります。エコカー減税の対象車になっていませんので、この金額です」

 

「今度買うときはやっぱりハイブリッドだな」

 

「次に自賠責保険料が24か月分で24,950円となります。自家用乗用車は排気量や車両重量に関係なく、全国一律の保険料です。沖縄や離島は少し違いますが」

 

「任意保険もかけてるのに、ムダだよね」

 

「任意保険に入っていない人が事故を起こしたときのための保険ですから、強制加入になっているんですよ」

 

「しかたがないか。ところで金額が少し違うみたいだけど・・」

 

「はい、残り1,100円がございます。これは車検手続きの費用で検査登録印紙として国に納付します」

 

 

「ということは、車検場で検査を受けるのにかかる費用は1,100円ということ?」

 

 

「いえ、弊社の整備工場は陸運支局から”指定工場”に指定されていますので、弊社の工場で車検を通すことができます」

 

 

「じゃあ、いちいち陸運局とかに持って行かなくてもいいんだ」

 

 

「自動車整備工場には二つございまして、”認証工場”と呼ばれるところがあります。こちらの場合は陸運支局に実車を持ち込みの上、検査場で自動車検査法人の検査を受ける必要がございます。弊社は車検のための設備もあり、訓練や講習を受け実践をつんだ熟練の整備員が複数名在籍しております。豊川さまも聞かれたことがあると思うんですが、いわゆる”民間車検場”なんです」

 

「そういうことなんだ。だったら車検なんか二日も三日もかかんないでしょ」

 

「急いでやればそうなんですけれど、弊社では大切なお車をしっかりと点検させていただくために多少余裕を頂いております」

 

「うまいこと、言うね」

 

 

====================== 以上”ありそうなフィクション”でした

 

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ブラックBOXの中にあった車検費用もだいぶんクリアになりました。

特に法定費用の自動車重量税、自賠責保険料、検査登録印紙代は明確です。

 

重量税は車両の重量によっても変わりますし、エコカー減税の対象車なら安くもなります。

しかし、法定費用の割合が意外と大きいことはしっかり認識しておいた方がいいです。

 

努力と工夫でなんとかなるのは、左記グレー部の”車検費用”のところです。

この部分は自由競争なので、できるだけコストを抑えるようにしましょう。

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